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  • 執筆者の写真Arisa Mitsui

Sサイズを作らないと決める事



ただいま纏ふ vierにむけて制作中ですが

今期より決めていたことがあります。


ボトムスにおいてSサイズを作らない。


ただ誤解があっては困るのが

Sサイズを排除するわけではないのです。


基本la potto. tetoの服は

フリーサイズで

SからLサイズまで対応できるようにしています。

なぜ対応できるのかといえば

ウエストゴムなので

Sならばゴムをダウン、Lならばゴムをアップと

有料の場合もありますが

お直しをしてきてます。


そこをもって制作しないというのは

パターンからSサイズの服を作らない、ということです。



例えば


「---------------------」

というフリーサイズの服に対し

ゴムをいれる場合

「------------」

サイズにあわせこのような感じになります。

ときにもっと短くする場合もあったり長くする場合もあったり。


Sサイズで作る場合

「------------」

ここにゴムをいれるので必然的に

「------」

となるわけです。


Sサイズの服はたとえウエストゴムでも

Sサイズです。

フリーサイズとは違います。


Sサイズの服はないのか等

いつもアドバイスいただいてまいりました。


なのでSサイズを展開したのですが

売れ残るのはSサイズの服ばかり。


普段売れ残るとお客様にもお話させていただいております通り

自分が着用します。

自分が着用することも視野におき制作します。

しかしSサイズは着用できないため廃棄です。

時に私の洋服や好きをよく知ってくれる友人に

貰ってもらうこともありますが基本的に廃棄です。


そんな時、ふと思ったのが

「なぜ、私の体型でY'sが着用できているのだろう?」でした。














基本的にウエストゴムは

LLサイズともいえるものもあるY's。

そこを調整しているのが紐でした。


↑画像は実際にY'sのパンツです。


ああ、そうか、紐か。

と今更ながら気づきまして












la potto. tetoも紐にてフリーサイズの多様化を

することにいたしました。


試しに試着してみたのですが

フィット感がよくてちょっと感動しました。


ベルト芯をいれて作る方が私はとても制作が楽なんです。

むしろそれを学校で習いそれしか知らなかったので

ゴムウエスト制作を始めた頃は

戸惑いを覚えました。


でもそれは

サイズを限定してしまう。


ベルト芯をいれて2人着用いただけるのと

ゴムウエストにして5人着用いただけるのとは

全然違う。


もちろんベルト芯であるべき服もありますが

私は後者であることを

洋服をもう一度制作するとなったときに決めていたことでした。


だから慣れるまでにかなり手間取りました。

今も手間取ります。

ボトム制作でウエストは一番怖いところです。


なぜこんなに大騒ぎ(!?)するのかというと

Sサイズを排除するわけではないのです。

私のデザインは

la potto. tetoのデザインはこういう感じなのだと

思っていただければ。


諦めるよりも

前進的で楽しくなる服を。


もちろん前提として

これまで通りお買い上げくださった方の

サイズアップダウンは有料の場合もありますが

させていただきます。

お申し出ください。

何卒、ご理解いただけましたら幸いです。

















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