先日
石田徹也の作品は海外でどのように紹介されたか
こちらの講座に参加してまいりました。
石田徹也におきましては私の焦点が
どうしても最期であり
死んだ場所、死んだ時間、死んだ日
死んだ日の天候、死んだ日の温度
全て調べ上げ
それでも焦点はズレず
そこには私が愛用する服のデザイナー
ヨウジヤマモトの言葉もさらに加わって、なのからですが。
私のような人間からすると
怒りでしかないからです。
もし講座で石田徹也の最期がやんわりされていたら
きっと私は愚の質問をしてしまったと思います。
しかし講座を行った学芸員さんは
私にその質問をする必要のない説明をしてくれました。
今回の講座をしてくれた
学芸員さんとは実は9年前、お会いしていたのです。
当時、髪の毛の色
ピンクだったかなぁ、いやギリギリ地毛だったかなぁの頃です。
「押忍!手芸部」の講座を何かで知り
参加してみたい!と参加しました。
そこに居てくださったのが今回の講座の学芸員さんです。
当時は売れる作品を売れる作品を‥
”売れないのは恥”
と、思っておりましたので
日々作る作品は自分の意向を離れていく事が多く
作りたいものを作るという機会に私は飢えておりました。
ただ当時はクラフト作品に重点を置いていたので
売れないのは恥と思うことは
間違ってなかったのかもしれません。
そんな時に作ったのが
画像はすでに前の前のスマホのため
ブログの画像を画面越しに撮っておりますが(笑
【娼婦】というテーマで制作しました。
ちょ、後ろにロダンの考える人いるじゃん!!
そうなんです、出来上がった作品はロダン館に展示させていただけたのです。
今、思い出すとすごい事なんだな〜
と思います。
一応、当時の私としては
娼婦をつくったのはまた別の思案とはいえ
ロダン館に展示できるとなるならば
審判をうけるところに置きたかったんです。
私自身は今も地獄の門の前にたてば
いつも審判をうけている。
何より、この企画をやらせてくれた
静岡県立美術館が本当すごい。
周りが親子でわいわい雰囲気の中
ぼっちで自分の得意は縫うだけだし‥と
1人縫っている時に声をかけてくれたのが
今回、石田徹也の講座の学芸員さん
だったので尚更、聞きたかったんです。
聞けて本当に良かった。
私には遠すぎる世界を
聞けるのも楽しかったし
美術館って絶対的存在と思っていたので
迷いや葛藤がある、というのを知れて
とても人間くささを感じる事ができました。
その感覚を知れるのと知れないのとでは
美術館の温度を知る機会はないので
とくに県立ならば”公務”であるし
やはり今回の学芸員さんの講座をきけて
とても嬉しいです。
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