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A.M

芸術は呪術である


太陽の塔にいった。

関西方面にいくと高速から時々見えることはあったけど

近くとその存在たるや。

人間は大きなものに畏怖を感じるもの。

大きい上に岡本太郎のメッセージ性は約50年たっても

廃れていないという、私の知る岡本太郎そのものだ。

太陽の塔がある環境がどうなっているのか

高速からはわからなかったけど

万博の跡地は広すぎる。

横から見た時、まぁ私世代でアニメを見る人は誰しも思かと。

「使徒‥」

はじめてみれた”黒い来陽の顔”

過去の太陽。

妙にこの顔にシンパシーを抱く。

それは”通過点”をしめる過去なのだからかもしれない。

もしくは過去は私自身の”顔”でもあるのかもしれない。

もうこのあたりで私の頭の先から足先にまで

深い音楽、というかhz音がながれる。

それは素晴らしい仏像を目にした時や

聖地など神という見えない存在であろうとも

その傍にいれているような気になれる時

自分の中から聞こえてくるhz。

予約をしていた時間がせまる。

太陽の塔は現在、入館するには

『予約」が必要。

詳しくはこちらをご参照。

12:30予約だったのだけど

20分前には中にはいなくてはならなかったので

10分には受付をすませ

並ぶ。

そわそわ、そわそわ

並んでいるときから少し見える

岡本太郎のデッサン。

そしていざ中へ。

太陽の塔は多分、最初は

岡本太郎の中でこの姿ではなかったことがわかる。

これ知れるのはとても面白い。

デッサンを見終え進むと

迎えてくれたのは

地底の太陽。

そうこれはニュースでも取り上げられた通り

復元されたもの。

本物はどこにいるんだろう。

不謹慎かもしれないけどこの行方を

私は一生知らなくてもいい。

生きていた時のミステリーとして

とっておきたい。

地底の太陽のプロジェクションマッピングを

楽しんだあとはさらに奥に。

その奥は16名と定員がきまっているので

必ず奥に進みたい方は案内の後

普通に並んだ方がよろしいかと。

地底の太陽と語り合いたい方は

順番をずらすのもよろしですね。

その奥、そこには

生命の樹が。

生命の樹についての説明は私なんぞがするより

wikiでも調べれるし

当日館内ガイドさんから説明をいただけるので

省く。

陳腐なことばかりいうけど

感動、感心、楽しい驚き!

そして学び。

当時の最新技術が太陽の塔内部でも駆使されており

知ることができる。

そういえば万博だものね。

2F以上は撮影禁止。

とある生き物の説明の際

内部が約50年間

封印をされてきたリアルを知ることができる。

50年の間、彼らは

創造主である岡本太郎の意思と共に

どのような日本を想像していたのだろうか?

歳月においてその長い月日をしれる生き物もいる。

あえて”痛んだ状態”で展示したとのこと。

悲壮、哀愁、そこから涌き出でる昂揚。

生命とは強い。

しかし

抗えないものもある。

岡本太郎も意図していたかはわからないけど

生命の樹だからこそ

あの痛んだ状態の展示が全てを繋いでいる気がした。

上の階からが

行きに登った階段とは違う横の階段でおりていく。

そこにもパネルなど展示があり

その途中に掲げられていたのは

”芸術は呪術である。”

岡本太郎

もはやこの言葉自体が

”呪術”だ。

ちなみにエクスポEXPO'70パビリオンでも

岡本太郎を知れる展示がある。

パビリオンは二階にすすむと真っ赤な世界。

(基本的に真っ赤)

サスペリアとエヴァの存在が

頭の中でお散歩してしまった。

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