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A.M

1台、1人で

明日は恒例?の発表会。

たくさんの曲を弾いてきた。

誰もが知っている有名なクラシックから

クラシックファンを魅了する影の役者クラシックまで。

今回はなんと

カヴァレリア・ルスティカーナ 間奏曲。

そうオケ曲。

オケのピアノ編を弾く。

グレード的には決して難しくない楽譜を選んだので

そういうわけなのだけど

オケの壮大さを

ピアノ1台でどうあがいても敵うわけがない。

それに私のいわゆる美学の中に

美しい形でなりたっているものを

穢す行為があるのはいかがのものか

というものがあり

しかも私が弾くのだ。

それは穢す以外のなんでもない。

頭の固い人間なんでね。

でも

でも

弾いていて私の演奏だからとか‥

そんなんもう関係なく

この曲は美しい。

だから

私がうんぬんではなく

私がこの曲をどんな形であれ

「聴きたい」から弾く。

だから私は私がミスった時

殺したいくらい私を憎むだろうなぁと思う。

しかし私は緊張しやすく思う通りに弾けない。

みんな弾くと会場をでてしまう人もいるし

聴き終えた演奏者の身内や知り合いも会場をでてしまうから

聴いてくれるのはごく数名なのだけど。

(私は最初から最後まで会場にいて演奏者の演奏を聴きます。

あるコースを除き。

拍手をいただいたなら演奏への敬意を拍手でかえします。

しかし強制ではないので。)

それでも緊張する。

オケ曲を

たった1台で、たったしかも醜い1人で

やる私の愚かさを

受け入れてくれた先生に感謝でしかない。

とにかくは弾く。

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