黒澤明監督の
「夢 Dreams」
子供の頃からよくみてる映画。
監督の映画で私が一番よく見てきたのは
「八月の狂想曲」と
この「夢」だと思う。
「夢」は正直、子供には少々怖い映画だった。
とくにトンネルと赤冨士は‥
赤冨士に限っては2011年以降
改めて取り上げる人もいた。
(ただ個人的な解釈としては1990年の映画なので1986年の
事故の影響があったような気もする)
しかしこの映画の最終章は
いつも怖いかもしれないという子供心の
気持ちをかき消した。
芯をつけば”明るい”テーマではないのだけど。
『水車のある村』
本当にこんな綺麗なところがあるのかなぁ
でも映画だからないんだろうなぁ
と、思っていたのです。
しかしネットで調べられる時代になったとき
ふと調べたところ
本当にある場所らしいと情報を得て
いつか行けたらと思っていた。
それが今日、機会をもっていけた!!
完全に観光地化されているので
静寂さは正直、一切ない。
日本語よりも海外の言葉の方が多く飛び交っていた気がする。
でも
美しさは映画の”作り物”ではなかったのだ。
本当に水が透明で本当に水草がゆらゆらと
泳いでいる。
さながら映画では
長い距離をイメージ受けたが
実際、水車のあるこの場所は
そんなに長い距離ではなく
でもこれまた不思議で
この沢と通常の川が交わるところを
私は”夢”でみていた。
パズルのピースが一つ埋まった。
なのでなおさら
デジャブがすごかった。
こちらは
大王わさび農場で
広大な敷地でわさびを育てている農場。
静岡でもわさびをやっていらっしゃる方いるし
これまた観光地で王道
「田丸屋」がある。
なので多少なりともわさびについて
しっていたことがあり
(花粉症の時期は田丸屋の
わさびの部屋?にいってなんとなくすっきりさせにいくことがあり)
わさびは蛍みたいな感じで
綺麗な沢、綺麗な水がなければ
育てることができない
大変、繊細な存在らしい。
綺麗な沢、綺麗な水
これを保てる環境は実に少ない。
あの沢と湧き水の美しさ
ヤマメのきもちよさそうに泳ぐ姿。
あの
わさび、気温、風、空気、土、光、そして水が存在しているその姿は
本当に神々しい。
映画のロケ地って
いくと
ショックを受けることが多いのだけど
今回は本当にいけてよかった。