この半年を振り返っているので
かなり長文です。
すんません。
娘の高校受験が本日ピリオドを迎えた。
合格した。
本人が一番辛かったのは重々わかってる。
だからこそ親も一緒に歩まねばならなかった。
それは苦学となった。
高校にいく必要がなぜあるのか?
そう問われた時に
私自身を思い返すも
以前の記事にも書いたと思うが
私は中2の時には夢があった。
デザイナーになること。
でも娘には”夢”がまだなかった。
それが普通なんだ。
10代で確立した夢を持てという方が
難しいのだと思う。
娘は普通に
保育園で楽しく過ごし
市立の小学校、中学校にいき
ここ近年は部活が彼女の重きで
夢を決めれるほどの
選択肢や事柄はそれほど多くなかったはず。
漠然とした状態で
高校にいく必要がなぜあるのか、と問うのは
純粋すぎる問い。
かといって
高校に行かなくていいよとも私には言えず。
その苦労を家族の中で一番よく知っていたから。
間近でそれを見ていたからこそ
そんな問いを出させてしまったのかもしれない。
夏に本当に大きな親子ゲンカをした。
私は彼女の触れぬよう体操着を掴み
窓際においやった。
触れぬようにしたのは彼女に怪我ひとつおわせるものかと
怒りつつも冷静さはあった。
娘は無言で怒り
私の腕を引っ掻き、つねって、蹴って。
翌日、shopがOPEN日だったので
店にたったが
常連のお客様や知り合いに
一体なにしたの?と心配いただいてしまった。
その状態で店にたつなよっていうのが正解だったのだけど。
でもあの喧嘩をしてよかった。
あの喧嘩は本当に本当に必要だった。
その後、担任から
「進学は厳しいかもしれない」という
現実をきかされた。
提出物に不備があった。
あと遅刻‥
美術の提出物をなぜ出さなかったのかと
聞いたら
「納得できるものが描けなかったから」
もしこれが成人した画家であれば
ああ、そうね、そうよね。と
なることもしばしあるかもしれない。
しかし娘は画家ではない。
難しかった。
思春期というものが。
思春期の不安定さが。
特に
いらつく理由がわからずいらつくという
気持ちはよくわかる。
ただ思春期のその不安定さを
押し殺さずに家族に出してくれたのは
娘にとって出しても大丈夫だと
判断してくれたのだと
安心する気持ちもある。
私はとにかく親からも親族からもいわれる。
「あんたには思春期がなかった」と。
いや、あった。
でも出したら罵倒されて暴力が待っている。
そんな私の両親だったので
娘(孫)の思春期を扱いきれないと
愚かな発言を
私に対しても娘に対しても言った。
でも娘は強かった。
私を両親から庇うほどに。
そんな中
秋あたりで娘が
やっと
高校にいきたい
あの学校(合格した学校)へ行きたい
と、希望をもちはじめた。
しかし秋だ。
もう手遅れの部分があった。
でも行きたいのなら
できる限りの努力をせねばならない。
担任の先生もどうにかどうにか
親もどうにかどうにか
娘もやっぱり抜けているところはあったけれども
塾にちゃんといったり
(時にはいらいらしてたけど)
過去の試験問題をやったり
ピアノを頑張ったり。
ピアノは3歳から私と一緒に通っている。
今日にいたるまで娘は
一度もピアノをやめてはいない。
私は中学校のときに半年ほどやめた。
しかし娘は一度もやめてない。
そこを担任の先生も褒めてくれて
そこが有利になった可能性もある。
あとは部活を頑張ったことも。
そして今日という日をむかえた。
合格したから全てが完結するわけではない。
義務教育とは違い
高校には”退”という選択があるから。
それに新しい環境だ。
馴染む努力は彼女自身がせねばならない。
勉強の仕方も変わる。
まずは通学に時間がかかる。
(起床が不得意)
ただ親が必要な時は
いつでも話してほしい、と願っている。
彼女の友人達も全員合格したらしい。
地元友の子達も合格したと連絡がきた。
みんな、おめでとう。
娘、おめでとう。
中学卒業式まであと少し。