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執筆者の写真Arisa Mitsui

10年目をむかえました


Sternstunde


今日のドイツ語でみかけた言葉なのですが

直訳すると星の時間だそうですが

人生における、将来に影響を及ぼす

決定的、歴史的、運命的な瞬間や出来事を指すそうで。


まさしく10年前の7月は私にとって

Sternstundeといえます。


おかげさまで活動をはじめて

10年目を迎えさせていただきました。

tetoと名乗り出したのはもっと前からなんですが

作家のtetoとしてやりはじめたのが10年前の7月からです。


何様かと思われてしまうかもしれませんが

思い返すと

随分、遠くまで来たのだな、と感じております。



”人生の道の半ばで、正道を踏みはずした私が目を覚ました時、暗い森の中にいた。”

ダンテは35歳の時に踏み外しましたが

私は10代で正道を踏み外し地獄に迷いこみました。

決して、犯罪を犯した等ではなく

目指すものになりたいのならば歩かねばならない道から

滑って転げ落ちて

度々申し上げておりますが

もう2度と、プロとしてミシンを踏む事は

針を持てる事はないと思っていました。


断絶された夢


その夢だけで生きてこれたので

私にはその当時それしかなかったので

生きがいを失った私にとって地獄でした。


断絶されて、あてもないのに

内部で爆発寸前まで膨れる”なにか”

耐えきれず爆発してもコントロールがきかない

マグマが自分を迸る。

長く座れないほど体重をおとし

何度となく己の肉体に八つ当たりする。

毎夜、悪夢にうなされて昼夜を見失う。


それが今ではマグマは

”作品を考え表現をする”

私が私を創造するというエネルギーにもなっています。


これを

年老いたからとか

劣化しただけとか

諦めるのが上手になったとか

ネガティブな言葉が当てはまる面もございますが

削ぎ落としたんです。

削ぎ落として余分なものがなくなると

またそこに新しいマグマが流れて

新らしい世界を

力一杯ふみしめても壊れない土台を構成できるからです。


基本的に私の表現は10代の頃の私と

来年40歳をむかえる私とほぼかわりないのです。

むしろ、パワーアップしてる感すら。


だから途中(5年くらい前?)からtetoではなく

Arisa Mitsuiと本名でも活動する事にいたしました。

(正確には結婚して苗字がかわっているので

10代の頃のままではないのですが)


ただ

金銭問題や、より自分の表現に近づけるために

どうすればいいのかなどは今の方が考察する事が

ちょっとできるようになってきたなとは思います。

そこはまだ人生において若輩ながら

年の功というやつかもしれません。


マグマを上手にとはいえなくとも

コントロールできているからこそ

私は生きていけるのです。


まだまだ自己満足の世界におり

今後、作品における価値や意味について

学び、考えていかねばなりませんが

まだまだ枯渇することはないので

どうかこのような私で恐縮ではございますが‥

今後ともお付き合い頂けましたら幸いです。










































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